理事長あいさつ


『この子らを世の光に』 障害者福祉の父と呼ばれる糸賀一雄の言葉です。

 

「この子らに世の光を」あてるのではなく、この子らが自ら輝く素材そのものであるから、さらに磨きをかけて輝かそうという考え方が「この子らを世の光に」です。

私どもは、この理念のもとに、発達障がい児が共に学び高まりあう共生社会の一員として、自己実現を創造していくための真の支援を目指しています。

近年、障害者自立支援法や発達障害者支援法の制定、特別支援教育の導入などにより、発達障がい児の社会環境は大きく進展してきました。

しかし、身近にいる発達障がい児とその家族の生活を見ると、支援体制は未整備な状況にあり、十分な支援を受けるためには、個人に大きな負担が課せられています。

発達障がいといわれる子どもの優れた素質・才能を見い出し、それを育て、生かす活動を行政や地域住民と協働しながら、保健・医療・福祉・教育・労働などの各分野にわたり、支援活動を実施することで、周囲の環境の改善・向上を図り、子どもがあるがままの自分で成長でき、その家族も心身ともに健やかに安心して暮らせるための社会づくりを目的とします。

皆様と共に、子どもたちの「あるがあまに」に寄り添っていきたいと思います。

 

 

    皆様のご理解とご協力をよろしくお願い致します。

 

                                                                  NPO法人 生涯発達研究所

理事長  若林 享子